ごきげんよう、式部です。
皆様、東京メトロなどにある都営交通のポスター観た事ありますか?
めちゃくちゃ良くないですか?
シンプルなデザインやレイアウトでありながら、写真1枚1枚の強さ、
個人的にとても良いポスターだと思います。
写真
写真は、マグナム・フォトのメンバーをはじめとする海外写真家による作品を
メインで使用しているようです。
特に写真家エリックによるコロナ渦の街の様子を撮影したシリーズはインパクトも大きく、
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
ポスターに使用されている写真も幾つか、公式Instagramで発見しました。
1個目、4個目はクレジットがないので、どなたの写真か不明ですが、
2個目、3個目はマグナム・フォトのメンバー、ゲオルギィ・ピンカソフの写真のようです。
個人的にはマーク・パワー氏の写真が好きですね。
特に規則的に並ぶ手袋には、そこで働く人が沢山いる事や日本人らしさを感じます。
手袋の汚れから、働く事の泥臭さも感じます。
レイアウト
このポスターのレイアウトはシンプルです。
・メイン写真2枚を上下並べて配置。
・写真の中央に時間を記載。
・上段写真の右下に縦書きで文字。
・余白部分にメッセージ(横書き)。
写真と時間表示から、同時間に都営交通を利用する人の様子と
その裏側(都営交通で働く人)の様子を同時にイメージできます。
1番分かり易いのが、右のポスター。
上段には横断歩道を渡る自転車とランドセルを背負った子ども。
その横を通る路面電車。
下段には運転手の手元。
15:08は小学生低学年や幼稚園生が帰宅する時間。
又、買い出しやお出かけをする人もいるでしょう。
そんな時にバスや電車で都営交通を利用する人もいるでしょう。
そのような人々の生活、日常と交通の結びつきを感じるポスターになっています。
そして、交通は働く人によって成り立っている事も想像できますね、
キャッチコピーには黙々と「今日」をつくると書かれています。
このキャッチコピーには、都営交通の企業理念や働く姿勢のようなものが反映されていますね、
黙々と誠実に交通の仕事に携わる事で、人々の生活、「今日」を支えたいというメッセージが伺えます。
ポイント
・写真1枚1枚の強さ
・シンプルなレイアウトで伝わりやすい。
・企業としてのメッセージが込められている。
もし皆様が地下鉄利用する機会があれば、是非ポスターにも注目してみて下さい。
それでは、、