式部日記

多趣味人間の雑記。

映画・ドラマ感想 | 「担へ銃」

ごきげんよう、式部です。

先日映画「担へ銃」を鑑賞したので今回はその感想です。

ネタバレを含んでいる為、気になる方はここでUターンして下さい。

 

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概要

英語タイトル:『Shoulder Arms』

フランス語タイトル:『Charlot Soldat』

別邦題:『チャップリンの兵隊さん』

1918年公開のサイレント映画

主演・脚本・製作・監督:チャールズ・チャップリン

チャップリンの映画出演66作目の作品。

ジャンル:コメディー

 

キャスト・スタッフ

アメリカの歩兵(主役):チャールズ・チャップリン

フランスの娘:エドナ・バーヴァイアンス

アメリカの軍曹・ドイツ皇帝(二役):シドニーチャップリン

ドイツの軍曹・ヒンデンブルク元帥・皇帝の運転手(三役):アルバートオースチン

ドイツ皇太子:ジャック・ウィルソン

訓練キャンプの軍曹・斧を持つドイツ兵:トム・ウィルソン

アメリカ兵:ジョン・ランド、J・パーク・ジョーンズ

ドイツ士官:ロイヤル・アンダーウッド

 

*1

 

 

感想

戦争映画にも関わらず、戦争とは似つかわしくないコメディー作品である事が斬新であると感じた。

現代の戦争映画は、戦争の悲惨さやその裏事情に関するものが多いのに対して、『担へ銃』では戦争をまるで子ども同士のいたずらのように描いている。

更に終盤で、本編における戦争は全て主人公の夢の中の話であった事が判明する。

このシーンを見て「戦争における英雄を夢見る人は多いが、その戦争は傍から見るとくだらないものである。」という皮肉が込められているような気がした。

 

私は戦争を体験した事がないので、戦争がどんなものなのかは正確にキャッチする事ができない。

しかし、本編で描かれる兵士達の生活のリアルさから、戦争が兵士達の日常の一部になっているように描いている。

 

チャップリンサイレント映画は、やはり本人が主演をしているものが多く、その身体・表情の使い方が上手であると感じさせられる。

『担へ銃』の主人公も、チャップリン自身の小さい体を活かした演出やキャラクターに仕上がっており、見せ方が上手いなと感じさせられる場面が多かった。

内容の面白さよりも、今回は演出の方を観てしまう作品でした。

 

それでは、、

 

 

 

*1:wikipediaページ担へ銃 - Wikipedia を参考