ごきげんよう、式部です。
先日森アーツセンターギャラリーにて「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」を鑑賞したので、今回はその感想です。
(何気に久しぶりのブログです。。
ブログ更新してなかった期間も展示に行ったり、LIVEに行ったりしたので後追いで感想など書いていきたいです。)
キース・ヘリング展 アートをストリートへ | 森アーツセンターギャラリー - MORI ARTS CENTER GALLERY
キース・ヘリングとは
1980年代に活躍したアメリカの画家。
ニューヨークの地下鉄にある使用されていない広告看板に黒い紙を貼り、
その上にチョークで絵を描くサブウェイ・ドローイング作品で話題となり、
ストリートアートの先駆者とも言われている。
又、シンプルなイラストタッチでありながらAIDSや平和に対するメッセージ性を込めた作品が多い。
今回の展示について
6mに及ぶ大型作品を含む約150点を展示。
ドローイング作品のみならず、彫刻作品なども展示。
展示の様子
キース・ヘリング展 アートをストリートへ
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2024年1月22日
at 森アーツセンターギャラリー pic.twitter.com/BYjure2tmG
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2024年1月22日
※展示内一部撮影禁止、又動画撮影禁止
↓インターネットミュージアム「アイエム」さんの動画だとより展示の全体像が分かり易くなっています。
感想
キース・ヘリングの絵はイラストタッチであり、表情や装飾などの細かな部分が省略されている為、一見子どもの落書きのようにも見える。
しかし、だからこそアートを高尚なものではなく、大衆のものへと拓く事ができたのではないでしょうか。
シンプルで誰でも分かり易いようで、いまいちわからない。
キース・ヘリングの絵を観た時に、強いインパクトを感じながらも、鑑賞者によって受け取るメッセージは変わるのではないか?と思う。
特に、第6章「現在から未来へ」で展示されていたコマ割りされた作品は、人によって組み立てるストーリーやコマの観方が大きく異なるのではないか?と感じた。
個人的に今回の展示の中で最も印象的であったのが、
「アートの意味はアーティストのものではなく、それを見る人が感じるもの」というヘリングの言葉です。
この言葉は、ヘリングの活動の根源でもあるような気がしました。
地下鉄という大衆の目に留まる場所で活動をしていたヘリングは、
今までアーティストの自己表現の手段だったアートを、大衆の為のアートへと変化させた。
これはヘリング自身が「アートとは何か?」と深く向き合い、出した言葉と行動なのだと私は思う。
上手い、下手、好き、嫌いは置いておいて、ヘリングの作品を鑑賞する事で「アートとは何か?」と考えてみてはいかがでしょうか?
それでは、、