ごきげんよう、式部です。
先日東京都現代美術館にて「デイヴィッド・ホックニー展」を鑑賞したので、
今回はその感想です。
デイヴィッド・ホックニーとは
イギリスの画家・芸術家。
1960年代のポップアート運動にも参加し、
現在はフランス・ノルマンディーを拠点に活動している。
今回の展示について
日本では27年ぶりの国内大型個展。
初期の絵画やドローイング作品の他、版画や写真、
iPadを用いて制作されたデジタル作品などを、彼の軌跡を追うように展示。
展示の様子
デイヴィッド・ホックニー展
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年8月8日
at 東京都現代美術館 pic.twitter.com/3T0PjuqzPC
東京都現代美術館の公式動画には本人のコメントもあるので、
そちらをご覧いただくとより本展示の事を理解できると思います。↓
感想
前回書いたマティス展同様、1人のアーティストの歴史を辿るような展示になっていました、
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年8月13日
↑このような鑑賞ガイドがあり、ホックニーという人やその歴史を知る事もできました。
(※鑑賞中は作品に圧倒されて、すっかりこのガイドの事を忘れていましたが、
結構分かり易くて良いガイドだったので紹介。)
個人的に1番好きだった絵は、入ってすぐの所にある「催眠術師」という絵でした。
シュルレアリスムの影響やホックニーの心の闇が垣間見える作品で、
人間らしさを感じてとても好きでした。
(やっぱり私はどこか病んでいる作品が好きなのかも、、?)
作風が一機に変わったなぁと感じたのが、ピカソの影響を受けて描いた作品かでした。
やはり、絵画における遠近感や立体と平面、鑑賞者の視点という事が、
ホックニーの作品を観る上で重要であり、
その原点がピカソなのだなぁと感じました。
特に写真作品や50枚のキャンバスを使った巨大な絵画、季節を撮影した動画作品では、
「視点の分解」する事で、私達の実生活での視点を再現していたようにも思います。
コロナ禍でiPadを手に入れた事で制作が始まった巨大なデジタル作品もあり、
手数の多さや新しい事を楽しむ姿勢も感じました。
正直デジタル作品なんかは、アマチュアのイラストレーターさんの方が断然上手だなぁと感じてしまいましたが、(←失礼で申し訳ない。)
歴史や実力のあるアーティストがデジタルの世界に足を踏み入れ、
作品を発表する事自体に社会的意味があるのだろうな、とも思いました。
(恐らく本人はiPad意外と楽しいじゃん!!みたいなノリな気もしますが、)
そして、現在AR、デジタルイラスト、NFTをはじめとするデジタルアートが発展していますが、デジタルとアートの関連性についても考えるきっかけになりました。
(こういうテーマについて考えると自分の信じるアートが揺らいで、
ちょっと切なくなったりもするんですよね、
アートが好きで、アートに救われ、アートに絶望する。その繰り返しです。笑)
行った展示についてはインスタハイライトにまとめてます。
良かったら覗いてみて下さい。↓
それでは、、