ごきげんよう、式部です。
先日東京都美術館にて「マティス展」を鑑賞したので、今回はその感想です。
マティスとは
フランスの画家。
フォーヴィズム(野獣派)を代表する画家の一人で、「色彩の魔術師」とも呼ばれる。
今回の展示について
マティスの作品を多く所蔵するポンピドゥー・センターの協力を得て、
日本では20年ぶりの大規模な回顧展。
絵画の他に、彫刻や版画、切り絵など様々な作品を展示。
展示の様子
マティス展
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年8月4日
at 東京都美術館 pic.twitter.com/jmVoX2p7Ez
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年8月4日
この子岸辺露伴に似てる。 pic.twitter.com/FP3bev3Zi2
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年8月4日
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展示室の様子を詳しく見たい方は、インターネットミュージアム「アイエム」の動画をご覧下さい。
感想
1番感じたのは色相の効果(補色、ナチュラルハーモニーなど)とデフォルメ。
一見色の激しさが目に入ってきますが、
よく見ると色が補色関係になっていたり、
明度や彩度を色相で表現していたりと論理的に色を使っているのが分かります。
マティスはもともと法律関係の仕事をしていたので、
ロジックに当てはめて絵を描くのが上手な人なんだろうなぁというのが伝わってきました。
(色彩検定やカラーコーディネーターの勉強されている方には是非観て欲しい、、)
又、初期作品は写実的だったのに対し、
後期の作品になるにつれ肉体やモチーフがデフォルメ化しているのが特徴的です。
これは絵画作品だけでなく彫刻や素描においても、だんだんとデフォルメ化されています。
この色とデフォルメから、絵画でありながらデザイン的であるとも感じました。
デザインにおいて機能性や見易さ、心地よさが重要になってきます。
マティスのぱっと目を引く色使い、効果的は配色、丸みを帯びたデフォルメはデザインに通ずる部分があるなぁと思います。
この後の時代に流行となるポップアートと含め、
フォーヴィズムやキュビズムの時代から徐々に絵画がデザイン的になっていったのではないか?と感じました。
更に、デザインと絵画の境界線、デザインはアートか?という疑問も自分の中で生まれました。
行った展示はインスタハイライトにまとめてます。
↓良かったら覗いてみて下さい。
それでは、、