ごきげんよう、式部です。
今回の簿記3級勉強メモでは「有形固定資産」について勉強します。
5-1:有形固定資産とは
有形固定資産:建物や備品、土地、車両運搬具など、企業が活動する為に長期にわたって使用する具体的な形をもった資産。
例)
建物:店舗、事務所、倉庫など
備品:机、椅子、応接セット、陳列棚、パソコンなど
土地:店舗、事務所、倉庫などの敷地
車両運搬具:商品配送用トラック、営業用車両など、
5-2:有形固定資産を購入した時の処理
建物(資産)や備品(資産)などの該当する勘定科目で処理。(資産の増加)
この時の形状価格は、有形固定資産を購入する為に支払った金額(取得原価)で、
取得原価は有形固定資産の価格(購入価格)に、不動産会社に支払った仲介手数料や登記料、備品の設置費用などの付随費用を加算した金額。
取得原価=購入代価(有形固定資産本体の価格)+付随費用(仲介手数料、登記料、設置費用など)
例)倉庫用建物500,000円を購入し、代金は小切手振出で支払った。なお、不動産会社への仲介手数料20,000円は現金で支払った。
(建物)520,000 (当座預金)500,000
(現金)20,000
5-3:改良や修繕をした時の処理
従来から所有している建物に非常階段を設置したり、建物の構造を防災・防音にするなど、有形固定資産に価値を高めたり、耐用年数を延長する為の工事を改良と言う。
改良にかかった支出を資本的支出といい、資本的支出は、建物(資産)などの該当する有形固定資産の勘定科目で処理し、取得原価に含める。
又、従来から所有していた建物について、壁のひび割れや、雨漏りしている天井などを修復するなど、有形固定資産の本来の価値を維持する為の工事を修繕と言う。
修繕にかかった支出は収益的支出といい、修繕費(費用)で処理。
例)建物の改良と修繕を行い、70,000円を小切手を振り出して支払った。なお、このうち資本的支出は50,000円で、収益的支出は20,000円である。
(建物)50,000 (当座預金)70,000
(修繕費)20,000
まとめ
今回は「有形固定資産」について勉強しました。
次回は「その他の取引」について勉強します。
それでは、、