ごきげんよう、式部です。
先日映画「ラヂオの時間」を鑑賞したので、今回はその感想です。
概要
1997年公開、三谷幸喜の映画初監督作品。
元々は1993年に劇団東京サンシャインボーイズにより上演された演劇で、監督・脚本を三谷幸喜が務めていた。
製作はフジテレビ、配給は東宝。
キャスト・スタッフ
工藤学:唐沢寿明
鈴木みやこ:鈴木京香
牛島龍彦:西村雅彦
千本のっこ:戸田恵子
浜村錠:細川俊之
広瀬光俊:井上順
野田勉:小野武彦
堀ノ内修司:布施明
保坂卓:並木史郎
バッキー:モロ師岡
大田黒春五郎:梶原善
辰巳真:田口浩正
永井スミ子:奥貫薫
古川清十郎:梅野泰靖
伊藤万作:藤村俊二
一之瀬弥生:遠藤久美子
斎明寺公彦:市川染五郎
山崎ルミ子:宮本信子
大貫雷太:渡辺謙
原作:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
脚本・監督:三谷幸喜
音楽:服部隆之
製作者:村上光一、高井英幸
企画:久板順一朗、島谷能成
エグゼクティブプロデューサー:松下千秋、増田久雄
プロデューサー:石原隆、佐倉寛二郎
アソシエイトプロデューサー:空閑由美子、重岡由美子
撮影監督:高間賢治
カメラオペレーター:戸澤潤一
照明:上保正道
録音:瀬川徹夫
編集:阿部浩英
スクリプター:杉山昌子
助監督:川原圭敬
音響効果:倉橋静男
選曲:浅梨なおこ
製作担当:山口賢二
監修:木村哲生
感想
とにかくドタバタコメディー感が凄く、思わず笑ってしまうシーンが多かった。
基本はコメディーだが、ラヂオドラマの面白さや、製作の楽しさ、大変さ、それぞれの思いなどが伝わってくる作品でもあった。
「良い作品をつくるのか?」「求められる作品を作るのか?」はクリエイターの葛藤の1つでもある。
全く別の物語であるが、朝井リョウの小説『スター』でも同じような葛藤を描いていた事を思い出しました。
今回の作品に関しては。結局作家の脚本は大きく変更され、ストーリーとして「良い作品」にはならなかったかも知れません。
しかし、そんなストーリーでも感動してくれた人もいたり、ラヂオに関わった人々が「やって良かった」と思えたり、「求められる作品」を作る中でそれぞれが前に進んでいく雰囲気が印象的でした。
本当に「どんな作品なんだ!?」とつい突っ込みたくなるようなラヂオドラマの二転三転するようなストーリーにも笑ってしまいました。
とにかく明るくなれる良い作品だったと思います。
辛い時などに観返したい作品です。
それでは、