式部日記

多趣味人間の雑記。

展示感想 | ソール・ライターの原点 ニューヨークの色

ごきげんよう、式部です。
先日渋谷ヒカリエホールにて「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」を鑑賞したので、今回はその感想です。

 

www.bunkamura.co.jp

 

ソール・ライターとは

アメリカの写真家・画家。
1940年代、1950年代の初期作品は後に"ニューヨーク派"として、認知されるようになる。
35mmライカを用いたモノクロ写真や雑誌「BAZAR」をはじめとするファッション写真、水彩を用いた絵画作品を多く残している。

 

今回の展示について

今回はソール・ライター生誕100周年記念の展示の1つとして開催された。

展示物は

・50〜60年代のモノクロストリート写真

・交流のあったアーティストを写したポートレート

・雑誌「BAZAR」、ファッション写真

・ペインティング

・カラー写真

・アトリエの再現

・カラー写真スライド

で構成されており、たっぷり鑑賞する事ができます。

 

展示の様子



感想

面白いと思ったのが、正面からまっすぐ撮っている写真が少ない。

ポートレートは勿論、ストリートやスナップも絶妙に地面が斜めになっていたり、

高いところから撮影している。

この目線はリアルな人間に近いなぁと思います。

 

私達は普段生活の中で、真正面から人の顔や物を見る事は少ないです。

それこそ写真を撮る時や面接など意識的な状態でなければ、

地面に対して垂直に立ち、水平の目線を確かめません。

故に、ソール・ライターの写真の自然な目線の中の発見はリアルさを感じます。

 

又、ペインティングではアクリルや油絵具ではなく、水彩絵の具を使っているのも特徴的だと感じました。

もし彼がヨーロッパ圏の方だったなら、アクリルなどを用いていたかも知れない、

と彼のバックグラウンドを考えてしまいました。

 

↓個人的に好きだった作品達

 

行った展示はインスタハイライトにまとめています。

↓良かったら覗いてみて下さい。

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それでは、、