ごきげんよう、式部です。
先日渋谷ヒカリエホールにて「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」を鑑賞したので、今回はその感想です。
ソール・ライターとは
アメリカの写真家・画家。
1940年代、1950年代の初期作品は後に"ニューヨーク派"として、認知されるようになる。
35mmライカを用いたモノクロ写真や雑誌「BAZAR」をはじめとするファッション写真、水彩を用いた絵画作品を多く残している。
今回の展示について
今回はソール・ライター生誕100周年記念の展示の1つとして開催された。
展示物は
・50〜60年代のモノクロストリート写真
・交流のあったアーティストを写したポートレート
・雑誌「BAZAR」、ファッション写真
・ペインティング
・カラー写真
・アトリエの再現
・カラー写真スライド
で構成されており、たっぷり鑑賞する事ができます。
展示の様子
ソールライター展
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年7月13日
at渋谷ヒカリエホール pic.twitter.com/fWcDXwmcC6
感想
面白いと思ったのが、正面からまっすぐ撮っている写真が少ない。
ポートレートは勿論、ストリートやスナップも絶妙に地面が斜めになっていたり、
高いところから撮影している。
この目線はリアルな人間に近いなぁと思います。
私達は普段生活の中で、真正面から人の顔や物を見る事は少ないです。
それこそ写真を撮る時や面接など意識的な状態でなければ、
地面に対して垂直に立ち、水平の目線を確かめません。
故に、ソール・ライターの写真の自然な目線の中の発見はリアルさを感じます。
又、ペインティングではアクリルや油絵具ではなく、水彩絵の具を使っているのも特徴的だと感じました。
もし彼がヨーロッパ圏の方だったなら、アクリルなどを用いていたかも知れない、
と彼のバックグラウンドを考えてしまいました。
↓個人的に好きだった作品達
【個人的に好きだった作品】
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年7月13日
・占い師の窓
作品のミニマムさと影丸が「占い」という神秘さを引き立てている。
・ジーン・クルーパのポートレート
手前のピアノをボケさせて、奥にドラムを叩く本人、まるで一緒にセッションしている様
・BAZAR 1962年8月号
シルエットが綺麗
・BAZAR pic.twitter.com/MYQwH7jzfG
行った展示はインスタハイライトにまとめています。
↓良かったら覗いてみて下さい。
それでは、、