ごきげんよう、式部です。
先日原宿の太田記念美術館にてポール・ジャクレー「フランス人が挑んだ新版画」を鑑賞したので、今回はその感想です。
ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
ポール・ジャクレーとは
パリ生まれ、日本を拠点に活動したフランス人版画家、浮世絵師。
身近な日本人や旅行で訪れた南洋諸島、韓国、中国の現地の人々をモデルにした作品を多く残している。
展示について
今回の展示ではでは、ジャクレーの新版画、全162点を前期と後期に分けて展示。
全162点が紹介されるのは、首都圏では初めて。
展示の様子
今回の展示は撮影不可だったので、公式HPからジャクレーの作品をお楽しみください。
又、実際に太田記念美術館を訪れて作品を鑑賞するのをお勧めします。
感想
まず、原宿の中にあるとは思えない太田美術館の静かさがとても好きでした。
展示室内に小さな石庭のようなものがあり、太田記念美術館のオリジナル性を感じました。
そして、ジャクレーの作品の特徴として彫師や摺師が複数人おり、それによって色や線のニュアンスが変わってくるという事。
同じ1つの絵に対して摺師が異なる2作品なども存在し、版画に摺師の名前を入れている事からも、ジャクレーが彫師、摺師との関係性を大切にしていた事が窺えます。
個人的にジャクレーの作品から感じた事は、「笑っている人物」がほぼおらず、背景の花や動物も美しいがどこか不穏さがあるなぁと感じました。
又、ほぼ全ての目に睫毛の影が差しているのが、特徴的だなぁと感じました。
これは摺師に関係なく施されていたので、ジャクレーのからのオーダーなのかも知れないなぁと思いました。
↑今回の超汚いメモ
行った展示はインスタハイライトでまとめてます。
良かったら覗いてみてください。↓
それでは、