展示感想 | Immersive Museum TOKYO 2023 "ポスト印象派"
ごきげんよう、式部です。
なんだかバタバタしていてかなり時間が空いてしまいましたが、
ひさしぶりに行った展示の感想など書いていきます。
かなり前ですが日本橋三井ホールにて、「 Immersive Museum TOKYO 2023 "ポスト印象派"」を鑑賞したので、今回はその感想です。
イマーシブミュージアムとは
絵画の中に没入できる体験型ミュージアムの事。
ミュージアムのスクリーン一杯に投影された絵画や音楽によって、
自分が絵画の中に入っているかのような体験ができる。
今回の展示について
今回は"ポスト印象派”を代表する画家達の作品を取り扱い、
ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、スーラをメインに投影している。
又、自身のスマートフォンで解説を聴く事もできる。
展示の様子
Immersive Museum TOKYO 2023
— 式部、 (@SHiKiBU_sp) 2023年9月13日
"ポスト印象派" POST IMPRESSIONISM
at 日本橋三井ホール pic.twitter.com/usz6p9IkM0
感想
新しい体験として、面白かったです。
チームラボのような雰囲気を感じました。
私は音楽を聴きたかったので、解説を聴きませんでしたが、
解説がある事で絵画や作家への興味、理解のきっかけとなる展示だと感じました。
個人的に感じた事は、普段絵画鑑賞に慣れている方には少しもの足りないかも知れないという事です。
絵画鑑賞においては、絵画の全体像や作家プロフィール、タイトルだけでなく、
どんな画材を使っているか?、その匂い?、どんなタッチで描いているか?
構図やモチーフはどうなっているか?という細かな所まで、
絵を観るポイントになってきます。
その点において、絵画鑑賞に慣れている方は少し物足りなさも感じるかも知れないと思いました。
又、イマーシブ体験の後に本物の絵画を観るコーナーもあれば、
より絵に対する理解を深められるのではないか?と感じました。
更に、今回は”ポスト印象派”を取り扱っていましたが、
時代やテーマによっては見所を作りにくいのではないか?と感じました。
”ポスト印象派”の日本での知名度や点描、カラフルな作風ありきの展示ではあったかと思います。
(創世記などと絡めてルネサンス期の絵画でも、プラネタリウム感覚で成立しそうです。)
今回イマーシブ体験は初めてでしたが、今後も注目していきたいと思います。
それでは、、